
籠山 人志
さくらしんまち保育園
目的を持って通える場所に。
前職の保育園では一斉保育を行っていたのですが、時々子どもたちから「この遊びやりたくない」という想いを感じ取ることもありました。もっと子どもたちが「目的」をもって登園できるようになるには…と考えたどり着いたのが、菊清会の“見守る保育”でした。日々の活動を保育士が決めず、子ども一人ひとりの個性を伸ばしていく保育は、もし私が子どもだったら絶対に楽しめると確信したのです。しかし入職した当初は、見守りのバランスがわからず悩んだことも。その時に支えてくれたのが、一緒に働く先生方でした。毎回丁寧に話を聞いてくれて「先生ができることをやろう」と背中を押してくれたおかげで、自分らしい見守り方を見つけることができました。
自分の強みが、子どもたちを笑顔にする。
2歳児クラスを担当していた時のこと。子どもたちから「おみせやさんごっこがしたい!」というリクエストがあり、私の強みでもある機動力を活かして、段ボールでお店をつくってあげました。すると翌日は、「お金いれるレジもほしい!」というリクエストがあり、それも作成。子どもたちは店員さんやお客さんになって、思う存分楽しんでくれました。以前の園は日割りで計画が進んでいて、子どもの遊びたいという気持ちに応えることが難しい環境でした。しかし今は「やりたい!」という想いに対して自分の強みを活かして向き合えていることが嬉しいです。今までにないくらい毎日が充実していますし、自分自身がやりたかった保育を実現できています。
小嶋園長
さくらしんまち保育園
バイクに乗るのが趣味です。オーダーメイドバイクを扱っているお店でかっこいいバイクを発見して思わずパチリ。
お休みの日は、家族でピクニックを楽しんでいます!
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籠山先生の保育環境を構成する力は職人やマイスターとも呼ぶべきものです。環境を通した保育を体現する姿勢に他の職員も刺激をもらっています。ご自身の強みである機動力を支えるのは、トライアンドエラーの精神だと思います。最初から正解は分かりません。やりながら考えるぐらいが丁度いいと思います。