玉木 鈴未
さくらしんまち保育園
『十人十色』を体現した保育。
4人きょうだいの長女で下の子のお世話をしていた私にとって、保育園は思い切り甘えられる場所でした。ワガママも受け止めて愛情を注いでくれる先生への憧れから、将来は保育士になることを決めました。菊清会に興味を持った一番の理由は、見守る保育。私は一斉保育の園でしたが、きょうだいは見守る保育の園に通っていて、その雰囲気の違いに驚いたのです。実習で見守る保育を実践した時には、自分に足りない考え方を学ぶことができましたし、子どもたちそれぞれの個性や能力を育む上でも魅力的だと感じました。一人ひとりを尊重し、多様性や個人を認める保育こそが、今後の子どもたちに必要とされる保育のあり方だと私自身は考えています。
子どもが選択し、歩き出すまでを、そばで見守り続ける。
2歳の時に担当したクラスを、年長でも受け持つことになった時のこと。劇をする時に大きい声でセリフが言えない控えめで恥ずかしがり屋の子がいたのですが、私自身色々と試行錯誤したものの変化が見られず、その子の個性だと受け止めていました。しかし年長で再び劇をすることになり、練習風景の動画を撮って子どもたちに見せたところ、その子が「声が小さいから練習したい」と言ってくれたのです。保護者の方にも大変感謝されましたし、何より私自身がとても感動しました。一歩踏み出す力は、いつだって子どもたちの中にあります。数年前までステージに上がることも難しかった子が自分の意思で変化できたのは、強制するのではなく、子どもが自分で選べる環境にしてあげられたからだと思っています。まさに、見守る保育の意義を実感した経験でした。
小嶋園長
さくらしんまち保育園
美術館に行くのが好きでお休みの日には面白そうな企画展を探して出かけています!
長崎で乗馬体験をしました!やったことないことにチャレンジすることが好きです!
Copyright (C) 2020 社会福祉法人 菊清会. All Rights Reserved.
情報に対する感度が高く、子どもや保護者一人ひとりのことを『よくわかってくれている』先生です。一人ひとりの事情を受け止めるほど保育は柔らかく応答的になります。しかしそれを子ども集団の中で実現するのは簡単なことではありません。鈴未先生のチャレンジはいつもそこにあります。