内田 あかね
さくらしんまち保育園
心の距離が近い保育園。
私が保育士を目指そうと思ったきっかけは、幼稚園の時に担任だった先生への憧れからでした。保育を学ぶ中では、時に難しさを実感することも。実習の際には、「寝たくない、食べたくない」などの理由で登園が遅くなっていた子も目にし、どう接してあげたらよいか悩むこともありました。そんなジレンマを抱えた中で参加したのが、ギビングツリーが主催するいろいろな園の話が聞ける就職イベント。そこで菊清会の先生が、園児も個性を尊重する園の方針や施設の特徴、現場のフレンドリーな雰囲気などを熱心にお話ししてくださったのです。菊清会の保育観に触れて、“ここなら実習時のジレンマが軽減されるのでは”と感じられたことから、入職を決めました。
みんな一緒、じゃなくていい。
入職1年目の時の出来事ですが、みんなで公園へ遊びに行った帰り、1人の男の子が「帰りたくない」と隠れてしまいました。なんとか一緒に帰ろうと、数を数えたり帰るふりをしてみたりしましたが、頑なに帰ろうとしませんでした。するとその時一緒にいた先生が、「内田さん、寄り添ってあげて」と他の園児を引き受けてくれたのです。私はその子のペースに合わせて「10歩だけ歩こうか」次は「20歩歩いてみよう」と、ゆっくり時間をかけて一緒に帰ることができました。他の園だったら、無理やりにでも連れて帰ったかもしれません。1年目の私に寄り添うことを任せてもらえたのが嬉しかったですし、見守る保育を体感できたことが貴重な経験になりました。
小嶋園長
さくらしんまち保育園
歩くのが好きでよく散歩をしています。
カヤックにはまっています。自然がきれいで圧巻!
Copyright (C) 2020 社会福祉法人 菊清会. All Rights Reserved.
子どもに寄り添うことは言うほど簡単なことではありません。子どもの発信に耳を済まして、それに応答する為には、優しさと子ども理解と忍耐力が必要です。その全てを胸に、しなやかに子どもに対応する内田先生の姿には感動すら覚えます。