菊池 奈月

橋本りんごこども園

保育に、常識や当たり前はない。

  • ずっと記憶に残り続ける保育士に。

    保育士は、子どもの人生に影響を与える仕事です。3歳で入園してきたAちゃんはなかなか環境に慣れず、お昼寝も上手にできませんでした。無理やり寝かせることもできましたが、個性を尊重するため保護者の方にも協力いただき自然と寝られる環境づくりをスタート。お家で寝る時の姿勢やよく使うグッズを聞いたり、段ボールで囲って寝る場所を作ったり…努力の甲斐あって、Aちゃんは自分の意思でお昼寝できるようになりました。そんなAちゃんが中学生になり、ある日私宛に長いお手紙を送ってくれました。そこには当時の思い出と共に「将来は先生と一緒に働きたい」という想いも綴られていたのです。感動で胸がいっぱいになったと同時に、人生に関わっているという責任と価値を実感しました。

  • 当たり前を疑ってみる勇気。

    以前担当した0歳児のクラスでは、他の子のお昼寝の時間とどうしてもあわない子がいました。0歳ですから意思疎通も難しいため、リズムの改善に向けて個別で対応することに。園や家庭内でできることとして、抱っこのほか、たくさん歩かせるなど身体を動かす時間を作るように工夫しました。すると次第に時間のバランスも整ってきて、みんなと同じ時間にお昼寝をしてくれることが増えたのです。私たちが決めたリズムにフィットする子もいれば、しない子もいます。この時間にお昼寝をする、という私たちの考え方も間違っているのかもしれません。日々当たり前のようにやっていることも一度疑ってみることで、全員を同じ枠に当てはめない保育ができるのではないかと思います。

  • #
  • #上手くいかないを楽しもう
  • #ゴールまでの道は無限大
  • #保育×クリエイティブ
  • #橋本りんごこども園

園長先生からのコメント

武内園長

橋本りんごこども園

3人の子どもを育てながら、誰にでも公平で、とてもしっかりしていて、保育を良くするために学び続ける、とても頑張り屋さんの先生です。りんごが開園したときに入職をしたので1年目から彼女を見ていますが、その成長を本当に嬉しく思っています。

わたし“らしさ”フォト

  • 私は本を読むことが好きです。気になることがあるとすぐにネットで本を注文し、夢中になり読んでいます。朝早く起きて家事をするのですが合間で少しの時間でも本を読むようにしています。

  • 休みの日は、家族と公園巡りをしています。出身が静岡県の伊豆の自然に囲まれた地域なので自然に癒されると元気がでます。自然が沢山ある公園や子どもたちと体を動かして遊べる公園を探し、思い切り遊んでいます。最近は息子とうんていを競っています。

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