吉田 あや
さくらしんまち保育園
子どもたち一人ひとりを、ちゃんとみつめたくて
前職の保育園では一斉保育を行っていたのですが、ある時先輩がふと発したのが「頑張って給食を食べるっておかしくない?」という言葉。身体の大きさも、体調も、苦手なことも違う子どもたちを、一律で対応するのは正しいのだろうか。無理強いしたいわけではないのに。私自身もそんな疑問を感じるようになっていた頃に出会ったのが、見守る保育でした。菊清会はただ見守るだけでなく、おもちゃや空間づくりなど、見守る保育のための環境が整備されていて、保育に対する考え方と環境がしっかりと紐づいていました。「これこそが子どもたちが自由に遊べて、自分の意志でやりたいことを選択できる、理想の場所だ。」そう思い、自分の理想の保育を追い求めるために、転職を決意しました。
熱中こそが子どもの成長のゴールデンタイム
私が以前担任をしていた5歳児クラスは受容的な子が多く、自己主張や、何かをやりたいと伝えてくれる子はあまり多くはありませんでした。ですが、環境学習でごみ収集車に触れる体験を通じて、子どもたちは大きく変化しました。一部の子からゴミ収集車を作りたいという声があがり、最初は5人ほどで制作を行うことに。「ボタンをつけたい」「回収したゴミが見えるようにしたい」などデザインや機能についてたくさん話し合う中で、気づけばクラス全員が制作に参加していました。なかには制作に熱中するあまり「早く保育園に行きたい」「お迎えが早い」と親御さんを困らせる子もいたほどです。子どもの感情にブレーキをかけず成長の機会を与える保育に取り組む中で、夢中になれる体験が子どもたちの自己肯定感を高め、成長にも繋がることに気づけた出来事でした。
小嶋園長
さくらしんまち保育園
テーマパークや旅行に行くのが好きで休みの日はよく出かけています!
音楽が大好きなのでフェスやライブでパワーをもらっています!
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泣きじゃくる子どもにじっくり付き合い、困った先生の相談に乗り、笑いで保護者を勇気づける。みんなが行き詰まりそうな時に助けてくれる頼りになる先生です。そんなあや先生は趣味が多く、好奇心旺盛で楽しいことが大好き。過去にとらわれない柔軟な発想はきっとそこから来てるんですね。